あず沙の映画レビュー・ノート

しばらくお休みしておりましたが、そろそろ再開いたしました
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私がこわされるとき

1996 アメリカ 洋画 ミステリー・サスペンス ドラマ
作品のイメージ:怖い
出演:タイン・デイリー、アイオン・スキー、ジャスティン・ローイス、チューズデイ・ナイト

これはサスペンスではない、実話をもとにしたホラーだと思って観た方がよい。原題は、”The Perfect Mother”(完璧な母)。そんな姑と最初は上手くやっていこうと思っていた新婚の妻が、あまりに姑から干渉を受けるためにだんだん姑との関係に辟易していき、それによって嫁姑の関係が最悪なものになっていくというプロット。

二人の関係が悪化する様子の描写がリアルで、怖しい。誰しも、最初は人と仲良く付き合っていきたいと思う。しかし、微妙な価値観のズレから、人間関係は崩壊していく。そして、一旦崩壊し始めると、そのスピードは加速し、相手からの攻撃がエスカレートする場合もある。

姑による執拗な嫌がらせ。最後に待っていたものとは・・?心理的圧迫感を感じさせるものの、一時間半があっという間に感じられた作品。
裸のマハ

1999 フランス,スペイン 洋画 ミステリー・サスペンス
作品のイメージ:ドキドキ・ハラハラ、ためになる
出演:アイタナ・サンチェス=ギヨン、ペネロペ・クルス、ホルヘ・ペルゴリア、ジョルディ・モリャ

劇場で鑑賞した作品。スペイン宮廷の中のドロドロとした人間関係・・ゴヤがこんな中で絵を描いていたとは。

ゴヤの代表作「裸のマハ」のモデルはいったい誰なのか・・?アルバ公爵夫人なのか、時の宰相ゴドイのもう一人の愛人ペピータ(ぺネロぺ・クルス)なのか、あるいはマハのモデルなど最初から存在しないのか?肖像画をゴドイに依頼されたゴヤはいったいどんな心境だったのか・・?そして、アルバ公爵夫人の死因は・・?さまざま謎が観るものを飽きさせない歴史ミステリー・サスペンス。

女性の気持ちがそんな人間模様の中に丁寧に描写されている。「モデルが本当は誰なのか」にこだわる気持ち・・これはかなり共感できる。もし、自分が絵のモチーフとして使われただけで、愛がなかったとしたら・・。

ぺネロぺのかわいい愛人役の好演、スペイン社交界の煌びやかなシーン、それにサスペンスの要素も加わり、十分見ごたえがある。
ザ・ビーチ

1999 アメリカ 洋画 ミステリー・サスペンス ドラマ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ティルダ・スウィントン、ロバート・カーライル、ヴィルジニー・ルドワイヤン

ディカプリオ・ファンにとっては特に、期待していた分かなりガッカリな作品なのではないか(なので、敢えてこの評価です)。

秘密の楽園「ザ・ビーチ」で共同生活をする若者たち。タイを旅行中のリチャード(レオナルド・ディカプリオ)はその噂を聞きつけ、そのコミュニティに参加することに。現実から離れた夢の楽園だったはずだが、思わぬ事件でコミュニティは崩壊。複雑な人間関係、人間同士のつながりのもろさは、現実の社会とは何ら変わらなかったというもの。そんな経験も青春もリチャードにとっては、青春の一コマ。

リチャードがその経験で学んだこととは・・?

・・という感じで鑑賞したのだが、いま一つすっきりしない。
それにしても、そんな共同生活の人間関係なんて聞いただけで複雑そう。
リチャードの旅行の目的が本当に達成できたのかどうかは甚だ疑問。
アメリカン・ビューティー

1999 アメリカ 洋画 ドラマ コメディ
作品のイメージ:笑える、切ない
出演:ケビン・スペイシー、アネット・ベニング、ソーラ・バーチ、ウェス・ベントレー

一度レンタルをした後に、気に入ってDVDを購入。日本にあまりこういう感じの作品はないので最初入って行き辛かったが、観終わった後に名作である所以を感じた。

アメリカの中流家庭の崩壊を、pathos(哀愁)とブラック・ユーモアたっぷりに描いた作品。登場人物がみんな一見普通なのだが、どこか変わっている。いや、それぞれ変わっていることが普通なのか・・。心の通わない親子、浮気をしている妻、娘の友達に興味を示す父親、麻薬の常習者、同性愛者・・変わっているのではなく、日常はわからないだけで実は一般的なことが凝集されているだけなのか。

ジェーンの隣人であり恋人となる青年は、ビニール袋が宙に舞う映像をジェーンに見せて、「これが世界でいちばん美しい映像だ」と語る。なぜ・・?という疑問が湧くが、そもそも「普通」や「美しい」という客観的な基準はなくて、人それぞれ個人が決めるものなのかもしれない。

アメリカン・ビューティーという種類の薔薇を一生懸命栽培するジェーンの母親キャロライン。家族の心がすでにバラバラということを知りつつも、家族ごっこを必死に続けようとする姿が笑えるというか、痛々しい。
セブン

1995 アメリカ 洋画 ミステリー・サスペンス SF
作品のイメージ:切ない、怖い
出演:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロウ、ジョン・C・マッギンレー

7つの大罪である「傲慢」・「嫉妬」・「憤怒」・「怠惰」・「強欲」・「暴食」・「色欲」を犯した者が一人ずつ犯人(神ではなく)に選ばれて殺害されていくという事件。「なぜこんなむごい殺し方を?」という疑問がずっと続くが、それはケヴィン・スペイシー演ずる犯人役によってラストに語り明かされる。その語りが、なぜだか異様に説得力がある。

犯人に対してまず怒りを露わにするブラッド・ピット扮する若い刑事と、この事件の深さを最初から直観しているモーガン・フリーマン扮するベテラン刑事。若い刑事の青さとベテラン刑事の渋さを地で演じているように感じされるのは、二人ともハマリ役だからだろうか。

最後に犯人が標的に選んだのは?そして、犯人はそれで何を証明しようとしたのか?

若い刑事がダンテの「神曲」を読んでこの事件の背景を探ろうとするあたりが、この事件の深い闇の部分を効果的に表しているといえる。
真実の行方

1996 アメリカ 洋画 ミステリー・サスペンス 法廷ドラマ
作品のイメージ:ドキドキ・ハラハラ、怖い
出演:リチャード・ギア、ローラ・リニー、エドワード・ノートン、フランシス・マクドーマンド

法廷サスペンスを思わせる邦題だが、原題はPrimal Fear(本能的な恐怖)。その原題の通り、ゾッとさせるラスト。ホラーにも分類させるのではと思わせるほど。脚本自体は筋書きがある程度予測できるありきたりなものとも言えなくないが、なんと言ってもエドワード・ノートンの秀逸な演技力がそうさせてはいない。その強烈な存在感で、主演のリチャード・ギアがかすんでしまっている。ノートンの怪演ぶりは必見。

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