あず沙の映画レビュー・ノート

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影武者

1980 日本 邦画 アクション 時代劇
作品のイメージ:切ない、スゴイ
出演:仲代達矢、山崎努、萩原健一、大滝秀治、倍賞美津子

本作は、勝新太郎が降板したことで主役が急遽仲代達矢になったという経緯があるらしいが、結局は仲代達矢で正解だったのでは・・という気がする。仲代達矢の言いようのない「間」があるセリフの言い回しや、ちょっとスローな身のこなしから、武田信玄の「影」として生きる男の哀愁が純粋に伝わってくる。

それにしても、冒頭のシーンのそっくりの三人は、強烈なインパクトを放っている。本物の信玄(仲代達矢)、弟の信廉(山崎努)と影武者(仲代達矢:二人一役)。この三人の像がまさに武田家の運命を象徴しているかのよう。

影武者がだんだん信玄が乗り移ったかのように信玄の心を持ってくる様子や、信玄としての威厳と自信まで備えていく様子は、「影」の生気がどんどん溢れてくるような感じの描写となっていて、プラス・ポイント。

「風林火山」の旗を掲げた軍兵たち・・合戦のシーンは実写だけにさすが迫力があるのだが、如何せん長い。長過ぎて、せっかくの迫力の密度が落ちている。馬が傷つきながら倒れるのもリアルに撮っているのは、馬が気の毒に思えた。その冗長なところが、マイナス・ポイント。

特に黒澤監督のファンということもない私の評価は、★3.3。辛口の評価をするなら、フランシス・コッポラやジョージ・ルーカスが外国版プロデューサーとして名を連ね、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞している作品にしては、それほど深みがある作品とは思えない。

甘口の評価をするなら、信玄の「影」として男の生き様と悲哀を描いたものとして冒頭から惹きつけられ、観る者の心を動かすラストに仕上がっていると言える。黒澤監督のファンではなくても、長いのを覚悟で一度は観てもいいかも・・という控え目なおススメ度。
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☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1980年日本映画 監督・黒澤明 ネタバレあり
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] | 2009/02/12 11:32 PM
 

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