あず沙の映画レビュー・ノート

しばらくお休みしておりましたが、そろそろ再開いたしました
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奇跡の海

1996 デンマーク 洋画 ドラマ ラブロマンス
作品のイメージ:切ない
出演:エミリー・ワトソン、ステラン・スカルスガルド、カトリン・カートリッジ、ジャン・マルクバール

「ドッグヴィル」「マンダレイ」とは対象的に、雄大な景色が背景に描
かれたラース・フォン・トリアー監督の純愛物語。主人公ベスは、仕事中
に事故に遭い半身不随となった夫ヤンをどう愛したらよいのか、必死に神
に問い続ける。夫を死から救うため、そして夫の望みを叶えるために「神
の家」へと足繁く通うベスだったが・・。ベスのひたむきな愛、そしてそ
の「善意」からくる「妄執」の果てには・・?

スコットランドの寒村の綺麗な景色と、性描写を含めた現実描写が強烈な
コントラストを放ち、それがかえってベスの純粋さを引き立てている。傷
ついてもなお愛を貫くベス・・破壊的な愛とはこのことを言うのか。その
愚かとも言える無垢さには、残念ながら感情移入が難しかった。

また、ヤンも何故そんなことを妻に要求するのか・・?自分の欲望を満た
すため・・?それとも、妻の欲求を満たせない自虐的な思いからなのか・・?
消化不良なところは、ベスはヤンの犯した罪(弱さ)をも自分が背負った
のだと解釈して、納得することにした。とすると、プロテスタント信仰で
の「聖化(sanctification)」ということになるのか。

そう考えると、ベスのひたむきな愛は、なんとなく「ダンサー・イン・ザ・
ダーク」のヒロインの愛(この場合は子供を想う母の愛だが)とダブると
ころがある。各章ごとのインターミッションにポップな音楽が挿入されて
いるのも、ベスのそんな純真な心を象徴しているかのようにも感じられた。
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 コチラの「奇跡の海」は、またまたKaz.さんのご紹介で観てみましたぁ〜♪  「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「ドッグヴィル」、「マンダレイ」のラース・フォン・トリアー監督の作品で、1996年のカンヌ映画祭の審査員特別グランプリ受賞作品です。  お話として
☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2009/01/31 8:25 PM
現在、世界の注目すべき映画作家の一人は、デンマークのラース・フォン・トリアーであろう。彼は「奇跡の海」(1996年)で、その非凡な才能を世界に提示した。その後、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000年)で、ミュージカルというものの概念を根本から覆し
シネマ・ワンダーランド | 2009/01/31 9:38 PM
奇跡の海 プレミアム・エディションジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る 1996デンマーク 監督・脚本:ラース・フォン・トリアー 撮影:ロビー・ミュラー 出演:エミリー・ワトソン、ステラン・スカルスガルド、カトリン・カートリッジ トリアー
Mani_Mani | 2009/02/03 9:13 PM
 

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