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コメント:2011 アメリカ 洋画 ミステリー・サスペンス 出演:レイトン・ミースター、ミンカ・ケリー、カム・ジガンデイ、フランシス・フィッシャー |
それにしても、ヒロインのミンカ・ケリーが魅力たっぷりと思っていたら、2010年の世界で最もセクシーな女性に選ばれたんですって。日本人にも受けそうな、どこから見ても美女といった感じですね〜。かたや、ルームメイト役のレイトン・ミースターは、話題のテレビドラマ『ゴシップガール』に出演している有名な女優さんだとか。彼氏役のカム・ジカンデイも最近観た『エクスペリメント』に出演しているし、エロ教授役のビリー・ゼインって「どこかで観たことあるけど思い出せない〜」と思っていたら、なんと『タイタニック』でヒロイン・ローズの婚約者役だった人じゃないですか!あの忘れられない目つき…見つめられるとちょっとドキっとときめくかも…。なので、キャスティングは超豪華なわけです。
全米では劇場公開されて初登場一位だったらしいのですが(日本ではDVDスルー)、ルームメイトが怪しい奴でどんどん不可解なことが起こっていくってありがちなストーリーですよね。最初からラストまでの展開が完全に読めてしまうので、そういう意味では陳腐な作品と言わざるを得ません。それにしても、「サラはレベッカが異常だということに気づくのに時間かかり過ぎ!」と思いませんでした?
とは言え、「怖さ」は十分です。学園ものサスペンスというか、一応サイコ・スリラーのジャンルに入るのでしょうね。レベッカがサラに執着していき、彼女に近づく人間を全部排除していくという過程は背筋が凍ります。レベッカがサラにもらったピアスをそのまま耳に突き刺して付けニヤッと笑うシーンは、ゾゾッとしました。
但し、不満な点は、誰の視点で描いているのかが曖昧なこと。サラは鈍感でレベッカがおかしいことに気付いていないわけで、観客は「怖さ」を感じるのですが、作品中誰が怖さを感じてるのかはっきりしないのです。「レベッカが怖い」ということは、レベッカの視点でもないですし。レベッカ側から言えば、そんなにサラに執着する理由があり、その理由はラストに明かされます。サラが早めにレベッカの異常に気付いて、サラの視点で「怖さ」を表現することに徹するようにした方がよかったのでは…とか。
学生寮のルームメイトって、こういう作品を観るとどんな人と一緒になるかちょっと不安ですよね、しかも二人部屋だし。まあ、リアルにはここまでのケースはないと思いますけど。でも、わたしも学生のときに、ちょっと似た経験をしたことがあります。一時期いちばん仲の良かった友達なのですが、他の友達とどこかに出かけたり男の子の話をするだけで不機嫌になったりしてました(もちろん、「怖い」レベルではなかったですが)。そんな昔のことを思い出してしまうようでもあり、ある意味ストーカー的なルームメイトの怖さを描いた作品でした。★2と★3と迷うところですが、もう少しひねりが欲しかったということで、辛目の★2です。
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