あず沙の映画レビュー・ノート

しばらくお休みしておりましたが、そろそろ再開いたしました
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楢山節考(今村昌平監督)

1983 日本 邦画 ドラマ
作品のイメージ:泣ける、切ない
出演:緒形拳、坂本スミ子、左とん平、あき竹城、倍賞美津子

あまりにも重いテーマなので躊躇したが、カンヌ・グランプリに輝いた秀作なので一度は観ようと思いレンタル。

今村監督の「人間の業」を赤裸々に描いた作品。姥捨山の伝説をもとにした原作に、信州の村独自の価値観が加えられている。

親をいつまでも大切にしたい。でも、人間は生きていかないといけない。生きるためには食べないといけない。でも、十分な食べ物がなかったら・・。生きていると一次的な欲望も満たさないといけない。でも、それによって子供が増え、子供を養うだけの余裕がなかったら・・。人間も生きているための欲を満たす意味で動物の一種と考えるならば、そんなジレンマから逃れられないのか。人間の本能と人間愛は相容れないものなのか。

また、個人が尊重される現代とは違って、一個人ではなく、家族、いや村単位で物事を考える時代。村の繁栄のため淘汰される命。一生結婚することなく、長男一家のために働き続けないといけない次男、三男。生きるって悲しいことなのか。

実際に前歯を折って迫真の演技をみせた姑役の坂本スミ子、実直な長男役の緒方拳、明るく健康的な嫁役のあき竹城・・といった役者揃い。間違いなく作品としてはすばらしいのだろうが、精神的・体力的に余裕があるときに観た方がよい。(また、子供さんと一緒に観るのはおススメしません。)
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