あず沙の映画レビュー・ノート

しばらくお休みしておりましたが、そろそろ再開いたしました
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同窓会
2008 日本 邦画 ドラマ
作品のイメージ:ほのぼの
出演:宅間孝行、永作博美、鈴木砂羽、中村獅童

「大切なものを取り戻す、心すっきり自分リセット・ムービー」という宣伝文句だが、そこまで期待しない方がよい作品。軽く楽しめるかもしれないが、映画の出来自体はアノソノな感じ。克之(宅間孝行/高校時代:兼子舜/通称は「かっつ」)と雪(永作博美/高校時代:尾高杏奈/通称は「ゆき」)は初恋を実らせて結婚したのだったが、映画プロデューサーである克之は若い女優と不倫に走る。そして、一時的な感情により、雪と離婚することに。しかし、新作のロケの手配で地元長崎へと帰郷した克之に、高校時代の初恋の思い出が甦る。そんな中、克之は、雪の高校時代からの親友えり(鈴木砂羽/通称は「ひめ」)からあることを聞かされ・・。

冒頭に「勘違いは、人生最高の悲劇でもあり、喜劇でもある」という格言みたいな言葉が語られるのだが、このドラマは二つの勘違いから話が発展していく。一つ目の勘違いは、中盤以前に観客は気付くが、克之だけがずっと気付かないでいるというもの。観ている側としては、「一瞬勘違いしても、それはすぐに単純な誤解だと気付くのでは?」と、この展開にちょっとイラツキを感じてしまった。克之と雪のコミュニケーションが断たれている状態で、「ひめ」の説明不足で誤解が生じてしまうんだけど。それに、この勘違いだったら、ハッピー・エンドに持っていくしかないということもわかってしまうし。二つ目の勘違いは、観客も全く気付かないようなオチ。これは、最近よく使われるオチのような気がする。そう言えば、「おくりびと」のオープニングも、これ系だった。

長崎の島原が舞台となっていて、特に前半はその土地での青春時代の思い出が現在にフラッシュバックされるかたちになっている。この思い出のシーンの九州弁が、かなり聞き取りにくい。そのせいか、前半は少しノレないというか、入って行きづらかった。後半になり、九州弁も味があるなぁ・・という感じで慣れてきたけど。良かった点を挙げれば、永作博美のウェディング・ドレス姿が見れたこと(かわいいですね〜)、万年筆のエピソードにほっこりさせられたこと、それにこういった同窓会なら参加してもよいなぁ、と思ったことの三点。

そもそも、本作を鑑賞したのは、「同窓会」というタイトルに惹かれたから。最近同窓会にあまり積極的に参加していないということもあり、同窓会って本当に楽しいものなのか・・なんて思ってしまっている。個人的にあまり過去を振り返るタイプじゃないし、同窓会に参加しても、なんだか近況報告会みたいになってしまうことが多い。「今何しているの?」とか「ご家族は?」とか聞かれ・・。仕事の話は退屈だし、家族の話は白けるし。同じことを言うのも疲れ、なんならテープに録音でもしておいて聞かれるたびにそれを流そうかな、とか考えたりとかして。でも、この作品を観て、久しぶりに同窓会に顔を出してみようかなという気持ちになった。これはかなりの収穫かも(作品の同窓会のシーンは、短いものです)。

青春映画がお好みの方は、前半も楽しめるかもしれない。しかし、冒頭に格言的なことをわざわざ出すほど深いドラマじゃない。それに、全体的に少し安っぽいところが気になったということもあり、★2.3(すべてがうまくいくハッピー・エンドなので、お気楽に観れますが)。ちなみに、監督のサタケミキオ=宅間孝行だということは、観た後に知った。
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映画 「同窓会」 を観ました。
ようこそMr.G | 2009/03/19 3:06 AM
 『離婚からすべてが始まった。 大切なものを取り戻す、 心すっきり自分リセット・ムービー』  コチラの「同窓会」は、脚本家のサタケミキオが映画監督デビューを果たしたウェルメイド・コメディです。主演は、監督の俳優名義である宅間孝行。共演は、永作博美、
☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2009/03/19 6:32 AM
今日から夏休み第2弾、月曜日まで5連休です。上京中の三男と一緒に今晩の夜船に乗って八丈へ行きますが、その前に試写会でした。旅支度の荷物を抱えて、神保町の一ツ橋ホールで「同窓会」を観ました。笑いと涙とやさしさにみちあふれた、かなりお勧め映画です。とりわ
流れ流れて八丈島 | 2009/03/19 6:43 AM
同窓会 デラックス版 [DVD]いい意味で裏切られるハートウォーミングなドラマだ。克之と雪は初恋を実らせて結婚したが、30代にして平和的離婚。だが雪が余命三ヶ月と知らされた克之は、彼女が思い続けていた同級生の男性と再会させるため同窓会を企画する。一見、お涙頂
映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評 | 2009/03/19 11:55 PM
監督/脚本: サタケミキオ キャスト 南克之 通称かっつ☆宅間孝行 友永雪 通称ゆき☆永作博美 石川えり 通称ひめ☆鈴木砂羽 浪越文太 通称ぶんちゃん☆二階堂智 和田政子 通称わだまさ☆阿南敦子 利根川一 通称トネイチ☆飯島ぼぼぼ 中垣健一郎☆
あーうぃ だにぇっと | 2009/03/21 3:57 PM
悲劇は勘違いで喜劇になる  30代半ばを過ぎ、映画プロデューサーとして活躍する南克之(かっつ)は、年下の新進女優・大崎めぐみと浮気の末、高校時代の初恋の相手だった妻・雪に離婚を切り出す。雪はあっさりそれを承諾する。しかし、その報せを聞いた高校の同級生
CINECHANの映画感想 | 2009/03/21 10:15 PM
完全にノーチェックではあったのですが予告でちょっとそそられました。サタケミキオ監督作品『同窓会』ちょうど公開2日目で監督と兵藤ゆきのトークショー付きちょっと、得した気分です。(1300円で鑑賞してますし(笑)初恋の同級生雪と結ばれたものの、結局離婚した克之
黒猫のうたた寝 | 2009/03/24 9:31 PM
 

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