あず沙の映画レビュー・ノート

しばらくお休みしておりましたが、そろそろ再開いたしました
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ミス・ポター
2006 アメリカ 洋画 ドラマ 伝記
作品のイメージ:感動、ほのぼの、癒される、かわいい
出演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、ビル・パターソン

ピーターラビットに興味がなくても、感動が味わえる作品(私も、ピーターラビットの絵はよく見かけるのですが、絵本は読んだことはないです)。絵本のストーリーを知らないとついていけないところは全くないし、「児童文学作家の伝記」という堅い感じもしない。ピーターラビットの生みの親であるビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)の少女時代の経験から始まり、一人の女性が人生の苦難を乗り越え道を切り開いていく過程が、ロンドンや美しい湖水地方を背景に、自然に描かれている。観る側も、そんな中にスーッと溶け込めるような感じ。

当時の英国上流社会で、女性が既成概念を超えた生き方を選択するなんて、考えられもしなかったことだろう。ビアトリクスは自分のやりたいことを職業にし、自分の好きな人と結婚して、自分の信念を貫くために自分の資産を使う。不幸な目にも遭いながらもそれに負けない、ステレオタイプな価値観を押しつけられてもそれに屈しないビアトリクスの生き方には共感でき、ある意味羨ましくも思う。(ビアトリクスの母親は当時のステレオタイプの象徴なんでしょうね)。

エンドロールを見て意外だったのが、歌が2曲しか使われていないこと。ビアトリクスの相手役のユアン・マクレガーが歌う”Let Me Teach You How To Dance”(「ダンスをおしえてあげるよ」)と、女性シンガーが歌う”When You Taught Me How To Dance”(「あなたがダンスをおしえてくれたとき」)。どちらの曲も、作品のイメージに合っている。2曲しかないが、音楽に飽きがくるなんてことも、全然ない。

レニー・ゼルウィガーは、あの独特の声、しゃべり方と表情が本作でも健在。彼女なりの「ミス・ポター」を一生懸命演じているのが、伝わってくる。但し、この役は彼女じゃないといけないとまでは言えない。ユアン・マクレガーは、純情で誠実な青年役にうまくハマっている。ユアン・マクレガーの姉役のエミリー・ワトソンは、いつにも増して貫録が・・。

タイトルを「ビアトリクス・ポター」ではなく、「ミス・ポター」としているところが、味がある。また、ビアトリクスがピーターラビットやその仲間たちを描くときに、描いている途中のキャラクターが紙上で動き出すのがかわいいし、微笑ましい。最初と最後にビアトリクスが同じ言葉を語るのだが、その言葉がしっかりと心に刻み込まれた。★3.7
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時おり動き出すピーターラビットの可愛らしさ! さすが「ベイブ」のクリス・ヌーナン監督、 動物達が魅力的に描かれていました。 上流階級に生まれた女性が結婚もせず、ましてや職業を持つなんて考えられない時代に、女流絵本作家として独り立ちし、湖水地方の
ハピネス道 | 2009/02/12 5:09 PM
9/7 試写会で 観てきました。「ミス・ポター」公式サイトあらすじ:1902年、ヴィクトリア王朝時代。封建的で身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代に、上流階級の女性ポター(レニー・ゼルウィガー)は“ピーターラビットとその仲間たち”の物語
かいコ。の気ままに生活 | 2009/02/12 7:03 PM
あらすじ1902年、ヴィクトリア王朝時代。封建的で身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代に、上流階級の女性ポター(レニー・ゼルウィガー)は“ピーターラビットとその仲間たち”の物語を次々と出版する。やがて編集者のノーマン(ユアン・マクレ
虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ | 2009/02/12 7:48 PM
JUGEMテーマ:映画 制作年:2006年  制作国:アメリカ  上映メディア:劇場公開  上映時間:93分  原題:MISS POTTER  配給:角川エンターテイメント  監督:クリス・ヌーナン  主演:レニー・ゼルウィガー      ユアン・マクレガー      エ
La.La.La | 2009/02/12 7:55 PM
☆☆☆★− (5段階評価で 3.5) 9月22日(土) 109シネマズHAT神戸シアター7にて 12:55の回を鑑賞。{%rabbit%}
みはいる・BのB | 2009/02/12 8:24 PM
監督:クリス・ヌーナン製作総指揮:レニー・ゼルウィガー出演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、ビル・パターソン、バーバラ・フリン公式サイトはこちら。<Story>ヴィクトリア朝の封建的な空気が残る1902年のロンドン。上流階級
NiceOne!! | 2009/02/12 8:34 PM
 10日、内幸町のイイノホールにて「ミス・ポター」を鑑賞した。 この試写会は今年で6回目を迎える「GTFトーキョーシネマショー2007」毎夏恒例のイベントで、5日間に12本の新作映画の試写会を行う映画ファン垂涎のイベントで、私も毎年3〜4本の試写会が
masalaの辛口映画館 | 2009/02/12 11:44 PM
正直、ピーターラビットってよく知らないんですけどね、私(((*・・*) 観た感想は・・・そうですねぇ、手堅く仕上げてあるっていう印象ですかね。 上映時間も93分と、ダレない、程よい時間に収めてありまして。 女性客で割といっぱいでしたよ〜。 多分、
UkiUkiれいんぼーデイ | 2009/02/13 8:35 AM
ピーター・ラビットの幸せ  1902年、ロンドン。まだヴィクトリア朝の封建的な空気が漂うイギリス。上流階級の子女であるベアトリクス・ポターは親が薦める縁談を断り続けていた。彼女は、幼い頃湖水地方で出逢った大好きな動物たちの絵に物語を添えて、絵本を出す
CINECHANの映画感想 | 2009/02/14 1:51 AM
めずらしく、公開初日に行ってきました{%meteor_a%}
白ブタさん | 2009/02/14 2:41 AM
主役がレニーは大正解。 ただ、ピーターラビットがすきというわけでもない私みたいな人からみれば、映画としては一本道ストーリーに「映画としてのドラマチックさ」も薄いので(普通の女性の半生と考えると十分にドラマチックとは思いますが)、いつの間にかおわって
いやいやえん | 2009/02/15 7:01 PM
まっすぐに、すうぃーとな、おとぎ話。20世紀初頭の英国。法廷弁護士の娘として、経済的には何不自由のない暮らしを送っていたビアトリクス。前半は封建的な生活を打ち破り夢をかなえようとする女性、後半は豊かな自然環境を開発業者から守る人間と、まさに伝記を綴るに
☆ EL JARDIN SECRETO ☆ | 2009/02/20 1:43 AM
111カ国で1億部のベストセラー! 100年を超えて世界で一番愛されているうさぎ「ピーターラビット」 その誕生に秘められた感動の物語優秀な才能たちが贅沢に表現する、一途に生きた女性の心 英国ヴィクトリア朝の保守的な気風が色濃い時代に、当時としては珍しく職
シネマのある生活〜とウダウダな日々 | 2009/02/28 12:42 AM
一つずつアップするのは忍びない内容なので鑑賞記録もかねて 女性が主演の映画を3本まとめてみましたです。 『インランド・エンパイア』 (2006年 アメリカ/ポーランド/フランス ) 豪邸に暮らす実力者の妻でもある女優のニッキーが、殺人事件のためにお流
filmをめぐって | 2009/03/04 3:04 AM
 

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