あず沙の映画レビュー・ノート

しばらくお休みしておりましたが、そろそろ再開いたしました
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美しすぎる母

2007 スペイン,フランス,アメリカ 洋画 ミステリー・サスペンス ドラマ
作品のイメージ:切ない、おしゃれ
出演:ジュリアン・ムーア、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン、エレナ・アナヤ

とにかくヒロインに嫌悪感を抱いた作品。富豪と結婚したバーバラ(ジュリアン・ムーア)は、一人息子のアントニーを溺愛する。そして、挙句の果てに母と息子の関係は・・といった感じのストーリー。

バーバラは、元女優ということもありプライドばかり高い、憚りもなく息子の自慢はする、感情は剥き出しにする、すぐ嫉妬する、浅はかな知識をひけらかすのだがどこか間違えている・・とまぁ、私の大嫌いなタイプの女性。「私も昔は働いたわ。でも、そこからうまく抜け出したの。男を見つけたのよ。つまりおカネってこと」という下品なことを臆面もなく息子に話して聞かせたりする(信じられない・・)。口調も、「私ってきれいでしょ」っぽい感じのしゃべり方。フランス語にコンプレックスを感じているのか、必要のないことまでフランス語で言ったりするのだが、それがまた間違っている(と、毒舌が止まらないわりには、メイキングのインタヴューまで観てしまいましたが、ジュリアン・ムーア自身は知的な美しさを感じさせる女優さんですね)。

内容的には、良い点もある。まず、プロットが複雑すぎるという理由で、制作のための資金集めがアメリカだけでは困難だったという背景があるらしい。なので、低予算で制作されたようだが、それにしてはロケ地であるスペインのすばらしい景色が味わえる。映像も華やか。また、母と息子の関係について、考えさせられた。母親の存在がアントニーにはそれほどプレッシャーになっているようには見えなかったのだが、やはり愛を「押しつけられる」と、それが鬱屈して心の中に溜まっていくのかなぁ・・なんて思ってしまった。と同時に、バーバラはアントニーを愛していながら、実はアントニーに頼っているように感じられた。つまり、アントニーがバーバラを精神的に支えていて、それがアントニーの心の負担となっていたのかな、とか。その心の重圧が、圧倒的な破壊力となり・・。

上流社会のギリシャ悲劇を観ているようなというべきか、実話をもとにしているだけに週刊誌の記事を映画化したようなというべきか。作品自体はそう酷いレベルではないと思うが、やはりヒロインに対するイラツキでストレスを感じたので、★2.0。
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コメント
from: masktopia   2009/01/30 4:15 PM
はじめまして。このたびはいくつかの記事へTBをありがとうございます。

この親子のゆがんだ関係の発端は、夫とバーバラの関係が破綻したことで、夫に求めるべき種類の愛情を息子に向けてしまったことでしょうが、その中にはおっしゃるように、かなりの依頼心が含まれていたと思います。少年時代からアントニーを心の拠りどころにしていた母親の存在は、いくら彼がやさしい息子であっても、時と共に耐え難いほどの重荷になっていったのではないでしょうか。。。
from: あず沙   2009/01/30 4:45 PM
masktopiaさん、こんにちは。こちらこそ、コメントいただき、ありがとうございます。なるほど、おっしゃる通り、夫に向けるべき愛情もすべて息子に向けてしまったことで、息子の心の負担になってしまったということですね。この一家の崩壊の発端は、まず夫との関係にあった・・masktopiaさんのコメントのおかげで、夫との関係を描いた映画の前半をもう一度じっくり観てみたい気になりました☆
from: なぎさ   2009/02/01 5:46 AM
あず沙さん こんにちは♪
たくさんTB頂きましてありがとうございました。
しかも、今見ますと弊ブログをお気に入りにリンクして頂いていたのですね。
感謝です!
こちらかも貴ブログをリンクさせていただきます!
同じjugemということなので今後ともよろしくお願いいたします。
TBだけでも大歓迎ですので、いつでもお気軽にお立ち寄りくださいね♪


さて、この作品はまだ未見ですが確かツタヤのメール便に予約を入れていたと思います。
実話なんですね。
母と息子・・・一般家庭でも大人になるとなかなか難しい関係になりそうですものね。
from: あず沙   2009/02/01 3:10 PM
なぎささん、こんにちは。いきなりTB・お気に入り登録させていただいちゃいました☆ これからも、どうぞよろしくお願いします。ええ、本作は実話ベースだということで、ちょっと驚きです。辛目の評価をしてしまったのですが、母と息子の関係、そして家族について、考えさせられるお話でした。結構話題作のようです。
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僕は母を殺した。
ひるめし。 | 2009/02/01 4:16 PM
ごめんね。母ちゃんバカだからごめんね。 公式サイト 合成樹脂ベークライト発明者の曾孫が母親を殺害した、実際に起こった事件を元に書かれたノンフィクション本『Savage Grace』を原作とした、ジュリアン・ムーア主演映画。(原作は日本未刊行) 邦題は少し恣意
(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ) | 2009/02/01 4:41 PM
 『実話に基づく、時代の闇に埋もれた衝撃のスキャンダル。 僕は母を殺した。 バーバラ・ベークランド。大富豪の妻となり、幸せを求め続けた一人の女性の鮮烈な人生。』  コチラの「美しすぎる母」は、アメリカの大富豪ベークランド家のスキャンダラスな実在の事
☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2009/02/01 4:45 PM
実話が基になってたとは・・・
心の栄養♪映画と英語のジョーク | 2009/02/01 5:58 PM
予告編のエロティックサスペンスな雰囲気に誘われて観たいなぁと思っていたけど、原作小説は実際にあった息子による母親殺害事件を基にしてると知って絶対観たいッになっちゃいました。 出演はその他に、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン、エレナ・ア
カノンな日々 | 2009/02/01 6:03 PM
舞台は1972年11月17日、ロンドン。アメリカの大富豪、ベークランド家に嫁ぎ、幸せな日々を送っていたはずのバーバラ・ベークランドが、愛する息子に殺害される。この衝撃的な実話を元にした、原作「SAVAGE GRACE(直訳:野蛮な優美さ)」が1985年に出版され、それを
パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ | 2009/02/01 9:23 PM
=== 息子の最初と最後の恋人は、母親か 『美しすぎる母』 === {{{: 【美しすぎる母】 SAVAGE GRACE 2007 スペイン / フランス /アメリカ '''監督''' トム・ケイリン   '''原作''' ナタリー
Kaz.Log ☞ Loft Cinema | 2009/02/01 11:41 PM
これは愛が引き起こした事件  貧しい家庭に育ったバーバラは、美しい容姿と社交的な性格を武器に大富豪ブルックス・ベークランドの妻の座を射止める。憧れの上流階級での華やかな生活を謳歌し、上流階級の一員として認められたい彼女は社交に熱中する。そんな中、待望
CINECHANの映画感想 | 2009/02/02 12:21 AM
【SAVAGE GRACE】R-182007年公開製作国:スペイン/フランス/アメリカ監督:トム・ケイリン出演:ジュリアン・ムーア、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン
映画鑑賞★日記・・・ | 2009/02/02 1:06 PM
  ☆公式サイト☆実際に起こった息子による母親殺害事件を映画化し、カンヌ国際映画祭などで話題となった衝撃作。監督は『恍惚』で禁断の愛と狂気の行方を描いたトム・ケイリン。貧しい家庭で育ちながらも、持ち前の美ぼうで大富豪ブルックス・ベークランド(スティー
きららのきらきら生活 | 2009/02/03 9:08 PM
これ実際に1972年にロンドンであった事件らしいです。母と息子の、互いへの依存と偏愛による事件のようですが、なんかそれだけでは割り切れない物語でした 母が「美しすぎる」というのは何か違った気がするなあ。奔放で激しい母を持つゆえにどこか一歩離れて世界を眺
いやいやえん | 2009/02/13 2:21 AM
 

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